いや、非日常…

ワタクシの住む地域は、停電から始まりました。
作業場で仕事してるときに「あれ、ブレーカー落ちたか?、いや、落ちてないな…」
と事務所に戻り「停電かねえ」とのんきに話をしていたときに、ゆっさゆっさと大きな揺れが。
突き上げる衝撃ではなく、小舟でユラユラと不規則に揺られるような感じ。
時間もすごく長かった。


通常の停電ならすぐに回復するはずだが、何分経っても停電のまま。
これは何処か遠くで大きい地震だな。と思うものの、情報が全く入らない。


ふと気がついて携帯でワンセグを見る。
そしたら、予想以上の災害が起こっている様子で大変驚きました。
呆然と携帯の小さい画面を見てるしかありませんでした。
ちょうど大きな津波が押し寄せる瞬間の中継を見て悲しい無力感に襲われた。


地震から2時間が経っても停電のまま。
この停電は長くなる予感。
会社にあったLED作業灯と石油ストーブをクルマに積み込んだ。


帰宅してすぐに物置をからガソリンランタンを引っ張り出した。
残っていたホワイトガソリンを給油し、ポンピングをしてみる。
すると、バルブの根元からガソリンが染み出てきた。
慌てて圧力を抜き、バルブのナットを増し締めすると漏れは止まった。
無事に点火する、「コォー」という轟音と共にオレンジの光を放った。


まあ結果から言えば、翌日の朝5時まで停電は続きました。
結局地震から14時間経過してた。
石油ストーブとガソリンランタン、そして趣味でコレクションしてる
LEDライトも引っ張り出したので暗さや寒さの不自由はなかったです。


マキはむしろキャンプみたいな雰囲気を楽しんでいる様子でした。
しかし、被災地ではマキくらいの子供がたくさん泣いているんだろうなと思うと、
涙腺が緩んでしまう…。