先日引っ張り出してきたフジカのハイペットストーブですが、やはり色々と気になる部分があります。
タンク内の錆、メッキ部の腐食、天板のホーローハゲ等々。
そこでレストアする事にしました。
つか、弄りたい欲望が我慢出来ませんでした。
全部分解して、タンクは花咲Gのタンククリーナーで錆落とし。
クリーナー注入後、反応を促進させる為に焼き窯に入れて80℃位で5時間位加熱しました。
錆が落ちたタンクを洗浄して、再び加熱乾燥。
どうやらハイペットのタンクは錆びやすいようなので、そのままではまたすぐに錆びちゃいそう。
(まあ錆びても問題あるわけではありませんがね…)
以前、ZX-12Rのタンクが錆びている事に気づいた際に購入した、ワコーズのタンク内面用塗料があったんです。
タンクライナーという商品。
結局12Rは、錆びていない中古タンクを買っちゃったんで使わなかったのです。
このまま取っておいても使わないままに硬化や劣化しちゃいそうなので、これをタンク内面に塗布します。
液を入れて、穴をアルミテープで塞いで振ったり逆さにしたり。
その後、不要な液を抜けるだけ抜き取って、再び焼き窯で加熱硬化。
サビサビで気になっていた芯下の灯油受け部分もシルバーの膜で覆われました。
タンク内部も良い感じでコーティングされました。
ちなみに、ハイペットのタンクは外側と内側を繋ぐ経路が細いパイプです。
タンクライナーの液が、このパイプ内を塞いで固まってしまうとその時点で終了です。
もし真似される方がいらっしゃる場合、この点にご注意下さい。
あくまでも自己責任で。
ちなみにワタクシの機種はKSP-229-21C-Jですが、フジカに問い合わせたところ替え芯以外の部品は一切無いと言われました。もしパイプが詰まっちゃったらホントにアウトですよ。
ちなみにワタクシは、余った液を抜いた後に給油口からエアを吹き込んで、パイプ内の塗料を強制的に排出しました。
それでもパイプ内には塗料が残って細くなっていると思います。
あと、錆びていたメッキ部分や天板に関してはオキツモの耐熱650℃つや消し黒で塗装。
タンクは耐熱200℃の白を塗って、再び焼き窯で乾燥。
かんせい〜。
いや、実はまだ芯が届かないので使えません。
古い芯は縫い目の糸が切れちゃったんですよね。
あと、ツマミがグラグラなのも未対策。
電子機器用のアルミ製ツマミでも付けるつもりです。