うーむ…

昨日遭遇してしまったもの、それは「猫」。


車の下で雨宿りをしていた。


バックで車を動かし、さあ走りだそうとギアを入れ替えて、忘れ物が無いかと
ふと駐車してた場所見たらなんか黒い物体がある。


ふらふらしてた野良猫が突然の雨で、たまたま近くにあったエルグラさんの
下に入り込んだらしい。


でも、屋根が無くなり強い雨に濡れても全然動こうとしない。
その場でじっと座っている。おかしい。


カミさんがとび降りて猫に近寄る。


うずくまっていた小さな猫は、動く気力も声を出して鳴く事も出来ない。
汚れのせいかハエが数匹まとわりついている…
しかもこの猫、両目が無い…


でも生きている。
そのまま立ち去れば、衰弱の具合や状況から見て高確率で死ぬだろう。


どうしてもそのまま放っておく事が出来なかった。


今後の事を考えた。
良い答えなんか出ない…
保健所に連れて行くか、動物病院で安楽死も考えた。
貰ってくれる人なんか居るはずないもんね…


昨晩からずっと悩んでおりました。
動物を飼う・保護すると言うことはその命の最後まで責任を持つということ。
簡単なようだけど、今までのように気軽に旅行なんかにも行けなくなる。
生活が大きく変わるのが重かった。


猫は水をたくさん飲んで敷いたタオルの上で寝てます。
出した猫カンは手つかず。
すごく軽い…


今朝、まだ猫は寝ていた。
正直言って、衰弱死していたらまだ楽だったかもしれない…。
最後の最後は暖かく柔らかい場所で死なせてあげたという自己満足だけだけど。


朝9時を過ぎた頃、とりあえず動物病院に連れて行く事にした。
見て貰うと、目は無くなってしばらく経つであろうとの事だった。
風邪を引いている。
衰弱している。
体は小さいけれど、歯の具合から結構歳を取っていると思う。
との事だった。


一晩悩み、この頃にはもう「仕方ない」との思いになっていた。
仕方ないとは「こうなったのも何かの縁、面倒みるしかないか」って事ね。


栄養剤と風邪薬を点滴打って、ノミの薬を塗って、猫エイズ感染症
無いか血液検査して貰いました。
幸いな事に感染症は見あたりませんでしたよ。


盲目猫なんて飼うのは初めて。獣医さんのすすめや、先住猫のけいの事も
あるのでケージ飼いをする事にしました。

名前は「シバちゃん(仮)」。


少しずつ回復しております。
ご飯も食べるようになりました。


だんだん自己主張し始めました…
甘えん坊です…
人の気配を感じて、ちゃんと顔見て鳴くんです。
いい子じゃん(TT)


おそらく今まで、かなり過酷な生活をしていただろう
この先どのくらい生きられるか解らないが、その猫生を穏やかな
ものにしてあげたいと思う