手術

今日は待ちに待った手術の日です。
人生初の手術です。
期待半分不安半分ですね。


病室から手術着に着替えて歩いて手術室へ向かいます。
なんかもの凄い緊張感です。


3箇所の扉をくぐり、いよいよ手術室へ。
手術台に寝ろと言う。
ワタクシはてっきり、麻酔処置室みたいな所でまずは眠らされてから手術台に移動
させてくれるのかと思ってましたが…。
上を見るとドラマなんかでおなじみの照明が…。
ああ、怖い。すごく怖い。自分で望んだ術とは言え少し後悔。
とは言えなされるがままに酸素マスク付けられ、点滴が繋がれ………、
少しずつ意識が薄れて行くのがわかります。


ホントに麻酔効くのかよ?とか思いつつその後の記憶はございません。


んで、いきなり起こされて終わってました。
今日はこのままICU(集中治療室)に入って一晩すごします。
すごい痛いです。すごい吐き気です。
たくさんの薬を点滴してもらって数時間で、それらの不快感は不思議と消えました。
それでも辛い夜でしたね。


ちなみに手術の内容ですが、正直に言っちゃうと「肥満治療」です。
「病的肥満症」と言うものです。
肥満外来がある病院で、半年間の治療を経過後に受けられる手術です。
「腹腔鏡下スリーブ状胃切除術」という名前だそうです。
簡単に説明すると体に5〜6箇所の穴を開けて、その穴から器具を挿入。
胃の下側を切り取っちゃうんだそうです。


術前は最大2リットルくらいまで膨れた胃袋を、200ccまで容量を小さくしちゃうんです。
それにより強制的に「食えない」状態を作る事で体重を下げようという豪快な手術。


先生の話を聞いたまま要約すると、

                          • -

人間の体はよく出来ていて、胃袋を小さくするともちろん食べられなくなるが、
だんだんと体が順応してくる。
胃袋は少しずつ伸び始めるし、食欲も少しずつ出てくる。
食欲ってのは本来、胃袋の切り取った部分が出すホルモンなんだそうです。
切り取るので食欲ホルモンが出て来なくなるのですが、なんと小腸が食欲ホルモンを
出し始めるそうなんですよ(笑)。
まあそんなワケで、この手術をしたらずーっと術後の状態が続くのでは無く、
だいたい手術後3〜6ヶ月で「ドカン!」と体重を落とす。
その後は体も順応してくるので、まあ一般的に1年もすればまた人並みには食べられる
ようになるよ。

                          • -

との事でした〜。
ちなみにこの手術。ちゃんと保健が適用されます。
先生の話によると今現在の日本で唯一の保健が使える減量施術なんだそうです。
もちろんある程度のラインがありますよ。BMIが××以上とかの数値が。
そこら辺が気になる方は減量外来で検索して最寄りの医療機関でご相談ください。


ただし、ワタクシの場合は結果が出るのが半年先になると思うので、手放しで
勧めるものではございませんね。
本当なら手術は無い方向で減量出来るのがベストでしょうから。