電池切れ…

ジンというメーカーのUシリーズという腕時計が大好きなのです。
ワタクシの太い腕にはぴったりの大きさ。
U2という機械式と、UX GSG9というクオーツを愛用してます。


んで、土曜日の朝UXの方がおかしな動きをしておりました。
秒針が3秒ずつ進むのです。
これは電池切れのサインなのです。
いよいよこの日が来てしまいました。


このUXという時計、実はムーブメントの中にシリコンオイルが充填されているのです。
このおかげで5,000m防水を実現しているとか。
ワタクシが駿河湾に沈んだとしても腕時計だけは何年か生き続ける…。


もっともダイビングはおろか泳げないワタクシにとってその性能は全く
無意味であるワケですが、それよりもシリコンオイルが封入されている事で、
文字盤と風防の間に液体があるので反射が殆ど無く、どの角度から見ても
文字盤が読み取れる点が気に入っておりました。


さて、気に入っている時計ですが止まってしまってはどうしようもない。
てなわけで電池交換するのですが、ケース内にオイルが充填されている
特殊時計ゆえに製造国であるドイツに送って修理なんだそうです。


そしてそのお値段は驚きの6万円オーバー…。しかも2〜6ヶ月も掛かるそうな。
以前、PXという会社が輸入元だった頃は3万円程度でした。安くは無いけど
ドイツへの輸送費等を考えると納得出来る価格でした。
しかし、ホッタに輸入元が変わったとたんにこの仕打ち…。
ボッタとは良く言ったもんです。


正直、電池寿命である5〜6年毎に6万円の出費は辛いですね。
機械式ならまだしもクオーツですし。
この時計は大変気に入っているけど、そこまでの価値があるのか疑問。
SINNは装飾性の無い実用的な時計だし。


なので、思い切ってバラしてみた。
ダメなら諦める覚悟で。


バンドを外すとケース側面上部に小さいプラグネジが付いてます。

これを緩めると、油が少量噴き出しネジが飛んでいきました…。
オワッタ…、照明を使い床に這いつくばる事5分。ネジが見つかった…。
正直もう終わりにしたかったけど、今更後には引けないので裏蓋を外します。


普通のCR2016が装着されてました。
元々の電池はスイス製です。流石。
とりあえず動き出したので、このまま様子見。
仕上げるときにメイドインジャパンの電池に入れ換えます。

作業を終えると、シリコンオイルは半分くらいに減ってました。
ここからが問題。
減ったオイルをどうしたものか。


「ダメ元」ではじめた作業、もう思い切ってやってみよう。
信越シリコーンのシリコンオイルで一番低粘度な0.65cstというのがあったので、
それをオーダーしました。
届いたら、全量入れ換えてみます。
入れ換える方法は考え中〜。

オイルが届くまでに考えましょう。